矢沢永吉の借金は35億円!自己破産を選ばずに全て返済?

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音楽界には様々なスキャンダルがありますが、借金問題を抱えていたミュージシャンも少なくありません。

今回は部下に騙されて総額35億円の借金を抱えたミュージシャン、矢沢永吉の借金問題について検証していきたいと思います。

矢沢永吉(やざわえいきち)プロフィール

1949年9月14日生まれ、広島出身。「永ちゃん」「ボス」の愛称でファンから愛されている。”E.YAZAWA”は商標登録されており(第1601017号ほか)®が表示されている。幼少期は極貧生活を送っていたが、ギター一本でここまでBIGになった矢沢永吉の生き様に魅せられた熱狂的なファンが多いことで有名。

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矢沢永吉は借金総額35億円!部下に騙されオーストラリア史上最高額の借金を負った真実とは?

まず、借金事件があった1998年当時の矢沢永吉の状況について確認しましょう。

矢沢永吉は1980年代に「時間よとまれ」といったヒット曲を出し、活躍の場も国内だけでなく海外にも広げ、黄金期を迎えていました。

海外に拠点を作ることを考えた矢沢永吉だが・・・

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そんな最中、1987年に矢沢永吉は雑誌で読んだオーストラリアのゴールドコーストに強く惹かれて、そこに音楽スタジオや音楽学校を作ることを考えていました。

当初は26階建てのビルを建設する予定で土地の取得などを始めていたものの、バブル崩壊によって建設を見送りました。

その代わりに現地のビルを購入して、テナントを入れたりして収益化し事業として回していました。

このオーストラリアの事業は、矢沢永吉が信頼している英語堪能かつ不動産・金融にも詳しい経験豊富な人間2人に託していました。

もちろん全て任せっきりではなくて、矢沢永吉自身でも帳簿や契約書類関係のチェックは怠らないようにして、事業が回っていることは常に確認していました。

事件発覚!被害総額はなんと35億円!

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そしてついに1998年に詐欺被害が発覚しました。事業を託していた2人が、矢沢永吉の会社を利用して全く別のビジネスを行っていたのでした。

矢沢永吉の元に毎月送られてくる報告書は偽物で、銀行支店長のサインまで偽造されていました。

罪の内容としては、「詐欺、横領、公文書偽造」といったもので、訴訟件数は73件に上りました。

そして、被害総額はなんと35億円以上!この額は当時のオーストラリアで史上2番目に大きい被害金額でだったそうです。

その借金は詐欺を行った2人ではなくて、すべて矢沢永吉が負うことになってしまいました。

自己破産申請はせずすべて完済!

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信頼していた部下に裏切られたため、かなり落ち込みお酒ばかり飲んでいたそうです。しかし、1週間ほどで立ち直り、借金を完済することを決意しました。

その後はテレビCMや音楽活動を今まで以上に精力的に行い、一度も返済の遅延はなく数年で35億円の借金を完済しました。銀行からは「優等生」とまで言われました。

借金を返済した後には、都内にスタジオを併設したビルを建設し、借金が嘘だったかのような復活劇を果たしました。

矢沢永吉が借金を解消するためにどんな手立てがあったのか分析しよう!

結論としては自分で完済したわけですが、当時の状況で借金を解消するためにどんな手立てが打てたか分析してみましょう。

当時の債務整理に関する法律

Judges Gavel, Legal Code And Scales Of Justice Closeup

当時適用できた債務整理に関係する法律を確認してみましょう。

当時は債務整理に関する法律として「(旧)破産法」「和議法」がありました。

自己破産をするには「(旧)破産法」が適用され、任意整理のような債務減額を行うには「和議法」適用されていました。

和議法は法律的な欠陥があったため、債務整理の手段としては活用されていませんでした。

当時の債務整理としては自己破産にあたる「破産法」の適用が主流でした。

つまり当時、借金を解消するために選ぶことのできた選択肢は「破産法による自己破産」でした。

しかし、矢沢永吉は自己破産を選びませんでした。なぜ自己破産を選ばなかったのでしょうか。矢沢永吉の名言とともに理由を見ていきましょう。

矢沢永吉は自己破産なんかしない!スターとしてのプライドを守るための人生の選択

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矢沢永吉は自己破産をするという行為はスターとしてのプライドに傷がつくと思ったのでしょうか。

自己のスターとしてのプライドを守るためにも、完済するという選択しました。

自力で35億もの借金を完済した上に、都内に自己資金でビルの建築まで行いました。矢沢永吉は借金完済後こう語りました。

「僕は皆さんにも言いたいね。リストラされたって、借金を背負ったってそれは役だと思え。苦しいけど死んだら終わりだから、本気でその役を生き切れ。つまり視点を変えれば、気持ちが切り変わるってことなんだ」

「役だと思え」という発想はまさに音楽家としてスターを演じる矢沢永吉の言葉といえるでしょう。

数百万円で首が回らなくなる人もいるかもしれませんが、35億円の借金でもあきらめなかった矢沢永吉の気持ちの持ち方はとても参考になりますね。

今はつらいかもしれませんが、矢沢永吉のようにあきらめないで借金返済を目指しましょう。

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