借金返済計画の立て方を全網羅!押さえるべきポイントとコツ

スポンサーリンク
名村法律事務所

debt-repayment-plan

借金返済ができない一番の理由というのは、借金返済計画をしっかりと立てることができないというものです。

多重債務の方は複数の契約を結んだ結果、金利や返済期間が理解できなくなり返済が進みません。

一ヶ所からだけの借入れの場合でも、現状の収入や支出を確認していないと無理な返済計画になってしまいます。

そこで今回は、借金返済計画の立て方と返済のコツについて解説していきます。

スポンサーリンク
岡田法律事務所

借金返済計画を立てる第一歩!現状の資金繰り状況を整理しよう

debt-repayment-plan2

まずは現状の資金繰りを確認することが借金返済計画を立てる第一歩です。

自身の借入れ状況を把握して返済の優先度を整理し、収入・支出額を明らかにすることで毎月の返済に回せる限度額を計算することが可能となります。

借入一覧表を作成しよう

最初に、借入れ先を整理して借入一覧表を作りましょう。

多重債務の方は複数の借入れ先に毎月何度も返済を行うことから、自身の借入れ状況を把握することができなくなってしまいます。

そこで借入一覧表を作り現在の借入れ状況の整理を行うことが返済計画において最も重要なのです。

借入先、利息、返済期間を表にしよう

表を作る際に必要な項目として「借入残高」に加えて、「借入先」、「利息(利率)」、「返済期間」を加えた四項目を最低限準備しておきます。

その上であるとさらに良いのが「返済日」、リボ払いであれば「最低返済額」、無利息ローンや目的別ローンなど特別な事情がある場合にはそれらを管理できるように「備考欄」の三項目です。

形式はどのようなものでも良いのですが、今後返済計画を立てる中で専門家やおまとめローンを利用するために他の方に見せる可能性もあるので、分かりやすい図表の作成を心がけましょう。

利息の計算方法|利息が変わるとこんなに返済額が変わる!?

利息の計算方法は、「残高×年利÷365日×利用日数」です。

これをどのように返済するかは契約によりますが、最近増えてきているのは、毎月の最低額を返済しつつ、返済しやすい時に追加で返済を行う「リボ払い」方式です。

この利息はわずか数パーセントの差でも馬鹿になりません。

例えば、リボ払いで10万円を利率18%で借り、月に1万円ずつ問題なく返済していき完済したとして9,158円の利息となります。

これを同じ条件で利率15%で借りた場合には7,497円の利息となります。

この差は借入れ額が大きくなればなるほど開いていくので、できる限り安い金利の会社を選びましょう。

借入先別の利息をまとめて低い金利に切り替えよう

借入れ先をまとめたら、次に利息ごとに借入れ先をまとめてみましょう。

上述したように利息は低ければ低いほど良いので、後述するおまとめローンを使ったり、金利が低いローンで同額を借りて返済し低金利に切り替える(借り換え)など、返済に対する負担を減らしましょう。

現状を把握しよう|現在の収入、支出、返済額を計算する

借入れ先や利用残高の確認を行ったら、次は自分の現状を把握しましょう。

返済という支出は毎月必ずやってくるので、トラブルなく返済を行いたいのであれば自分の生活の余力の範ちゅうに収める必要があります。

家計簿を作成しよう

収入、支出を確認する一番手早い方法は家計簿の作成です。

家計簿というほど上等なものではなくても、自分の月々の収入と支出の一覧表を作ることである程度は把握することができます。

月々の収入が安定しない、また支出が何らかの理由で変動するという方は月ではなくて年で計算して12で割ることである程度の目安を作ることは可能です。

ただしこれはあくまでも大雑把な基準であって返済は月々やってきますし、支出も毎月やってくるのであまり当てにはせずに随時更新していきましょう。

また月々の支出、収入が安定している方でも急な支出や収入がある可能性があるので、最初から分かっているものは予め書き出しておきましょう。

支出を減らすために節約をしよう

健全な家庭であれば収入より支出が低いものです。少なくとも収入と支出が同等でなければ、遅かれ早かれその家庭は破産してしまうことになります。

そのため、新しくお金を借りる場合は、生活の余力で問題なく返済をしていけるかどうかを確認しましょう。

もし既に借金がありつつも、収入以上の支出が発生しているのであれば、返済以外の部分で支出を削ります。

確かに副業などで収入を増やす方法もありますが、これはそう簡単にできるものではないです。

コンビニ通いをやめる無駄な商品購入を抑える普段めったに使わないものを買わないことから始めましょう。

税金は優先的に返済すべき

支出を減らすときに忘れてはいけないのが、税金は何があっても優先的に支払わなければならないということがあります。

通常の借金であれば最終的に返済不能になっても自己破産という方法がありますが、税金は自己破産時にも免除されないことになっていますし、取り立ても厳しいものです。

人によっては「借金をしてでも税金を払え」という人がいるほどなので、税金は優先的に支払うことを心がけましょう。

借金返済のコツや役に立つ方法

debt-repayment-plan3

ここまでは返済計画の立て方について解説してきましたが、次は返済のコツを見ていきます。

コツ1. 高金利の借金を優先的に返済する

返済の優先順位は「1. 支払日が近い借金、2. 高金利の借金、3. 低金利の借金」の順です。

まず、滞納や未納をしてしまうと信用情報に傷が付いてしまうので、毎月の支払いは金利の高低関係なく最優先で行いましょう。

そして生活の中で余力が生まれ追加返済が可能という場合には、高金利の借金から返済していきます。

残高が1円でも少なければその分だけ利息額は小さくなりますし、金利が高い借金は早めに片付けなければ支払総額が増えてしまうためです。

コツ2. おまとめローンで借金を一本化して低金利化

効率的に返済を行いたい際に、おまとめローンを使って借り換え、一本化を行うという方法があります。

借り換えとは低金利のローンを利用してお金を借り高い金利のローンを返済することで低金利へ乗り換えることや、同様の方式で複数の金利を一本化することを言います。

ローンをまとめることのメリット

高金利のローン群を低い金利でまとめることによって支払総額が減り、月々の返済額も減ります。

また金利を減らす以外にも返済先をまとめることで、契約や返済日を簡易化して返済のための手間を減らすことにも繋がります。

おまとめローンの選び方

おまとめローンは多くの会社が取り扱っており、取り扱っていない会社でも「カードローンをおまとめローンとして利用できる」というのは珍しくありません。

数ある会社から選ぶ際のコツはまず低金利であること、そして利便性が高く自分の返済プランに合っているかどうかです。

また限度額などの都合があるので、場合によっては一部のおまとめや、一ヶ所だけの借り換えを行うことも視野に入れましょう。

コツ3. お金をうまく工面する方法

また同時に何らかの方法でお金を工面して返済に充てることで、少しでも余力を出しましょう。

使わなくなった生活雑貨無くても生活できる趣味の品を売り工面するほか、場合によっては副業その日払いのダブルワークでお金を集めるようにしましょう。

基本的に借金は「返済期間が短ければ短いほどお得」なもので、少しの気の緩みが滞納や未納に繋がることが珍しくありません。なるべく早め早めの返済が大事です。

借金返済が厳しい時は債務整理を検討する

debt-repayment-plan4

もしどのような方法をとっても返済が難しい、ほぼ不可能だという場合は債務整理を視野に入れましょう。

債務整理はすべての債務を免除する「自己破産」のほかに、一部免除や利息の割引などを裁判所を間に挟んで行う「個人再生」、業者と利用者間で話し合い返済計画の見直しや利息の割引などを行う「任意整理」の三つに分けられます。

どれを利用するかはその時の状況によって変わりますが、どれを利用しても信用情報にそのことが記載され今後の融資などに大きな影響を与えてしまうことにはなります。

しかし無理に返済をしようとして闇金に手を出してしまったり、取り立てに苦しんで自殺してしまうという事件もあるので、無理だと思ったらこういった債務整理を利用するために専門家に相談することをお勧めします。

借金返済計画のポイントとコツまとめ

debt-repayment-plan5

借金返済の計画は最初にしっかりと立てていても、リストラなどの生活の変化でその計画自体が崩壊してしまったり、自分には余力があると勘違いして多重債務に走り計画から逸れてしまう場合があります。

前者の生活の変化というのは個人では避けられないものでどうしようもなく、問題が起きたらその都度返済計画を見直し、場合によっては弁護士や司法書士といった専門家と相談してみましょう。

後者の余力があると勘違いして多重債務に陥るという話は個人の精神論でしか対策できません。

無意味な借金をしない、返済の当てがない借金をしない、といった基本的な心構えをしっかりと持ち、確実性の高い返済計画を立てた上でお金を借りましょう。

また返済を進めたりおまとめローンなどを利用すると返済に余力が生まれるのですが、この余力を勘違いして追加で借金をしてしまう人も少なくありません。

これらも精神論レベルの話でしかないので、返済を甘く考えず、しっかりと計画してその計画通りに、できれば計画より早めに返済していくことを常に心がけましょう!