パチンコ・パチスロ・株…ギャンブルでの借金地獄から必ず抜け出す方法

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名村法律事務所

Friends gambling in a casino playing slot and various machines

自分で借りた借金を返せないことを借金苦と呼びます。

浪費ではなく生活費のための借金も返済できなくなれば借金苦、ギャンブルに利用して返済できなくなっても借金苦です。

計画的な利用こそが重要なキャッシングも、借りることばかりにフォーカスが当たり、返済のことを考えていない利用者が多い実情もあります。

今回はパチンコ、パチスロ、株などのギャンブルと借金、ここにスポット当てて陥りやすい人の傾向からもし陥った場合の対応策までを考えていきます。

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岡田法律事務所

借金苦に陥っている人の数は?

Woman with debts

借金とギャンブルは切っても切れない関係にあり、以前よりお互いを増長させ合う存在として国も対策には頭を悩ませてきました。

改正貸金業法では、多くの規制を貸金業者(消費者金融)に課した法律の内容になっていて、新しく自動契約機を設置する際にはパチンコ店や風俗店の近隣はNGとなっています。

またパチンコ規制もあり、ギャンブル性の高い機種を廃止すると共にパチンコ依存症に陥っている人の救済を目的とした啓発活動も行われています。

では実際に、パチンコやギャンブルなどで借金地獄に陥った人の数はどのようになっているのでしょうか?

消費者金融利用目的

引用元:貸金業利用者に関する調査・研究/金融庁2014年12月調査分

少し図は見にくいかもしれませんが、ギャンブルを理由に借り入れをしている人は全体の8.1%で、利用金額は50万円から100万円までが最も多い結果になっています。

借り入れをしている人は公務員が圧倒的に多く、次いで会社員となっていることから、ギャンブルを含む投資などにお金を利用している可能性も考えられます。

現状、消費者金融、クレジットカードのキャッシング人口は1100万人であることから、ギャンブルを理由に借金をしている人は89万1千人という数字になります。

数字を並べられても分かりにくいかと思いますが、嵐が東京ドームでコンサートを開いて30日間毎日満員になる計算ですね。

また、これは消費者金融での借り入れベースの数字です。銀行カードローンの契約件数や借り入れ使途に関しては算出していませんので、見えないギャンブル地獄に陥っている人口はさらに多いものと推測されます。

貸金業法の総量規制(年収の3分の1以上の借り入れを制限する規制)が施行されてもギャンブル問題が無くなることはなく、問題は水面下でくすぶっているのです。

ギャンブルで借金地獄に陥る理由は?

comical conceptual shot of a male getting advice from both an angel and a devil

うまくいけばお金を簡単に稼げてしまうことから、ギャンブル依存症になる人が後を絶ちません。

麻雀やパチンコ、パチスロ、競馬、オートレースなど、最近では有名なバドミントンの選手が違法バカラに立ち入りしていて500万円負けこんでいたなど、話題になることが多いです。

理由は勝ったときの高揚感がたまらず、「自分ならまた勝てる!」という思い込みが発生することです。

おかしなものでギャンブルとは勝ったときのことを鮮明に記憶していても、負けたときのことを忘れる傾向にあります。

今回負けても次は勝ってやる!」という気持ちが強ければ強い人ほどギャンブルにのめり込みやすく、気付いたときには「こんなはずではなかった」ということになります。

しかも負け越した分が借金だとすれば、もう後戻りができないことも多いのです。

ギャンブル依存症は自分の大切な人やモノを奪っていくことも多くあるので、ストレス発散や遊び程度に考えるべきで、決してギャンブルで稼ごうとは思わない方が身のためです。

パチンコ借金の体験談

pachinko

20代男性のA氏はクレジットカード2社から80万円の借金をしています。利用の目的はパチンコでした。

今までパチンコには無縁のA氏でしたが、無職の時期があり、何気なく立ち寄ったパチンコ屋でいきなり当たりを引いてしまいます。

やり方も簡単で真ん中のチューリップに玉を入れて、ルーレットが回り777が揃えば良いだけという単純な操作方法がハマる理由でした。

右手でハンドルを回して、左手に携帯片手に求人広告をチェックする毎日が続きます。

初めの日に3万円も勝ってしまったのが運の尽きで「次の仕事が見つかるまでパチンコしながら、求人広告も確認できて効率が良い」と思っていました。

勝ったのは束の間、その後は負けることが多くなってきます。

あと少し粘れば必ず当たるという相場師のように、情報収集も「パチンカス」というパチンコ情報まとめサイトをよく見るようになり、パチンコの雑誌も毎週のように購入するようになりました。

最終的にお金も尽きて、ショッピング用に持っていたクレジットカードのキャッシングに手を出し始めます。最終的に借金は80万円まで増え両親に借金を立て替えてもらいました。

現在は実家に戻りコンビニでアルバイトをしながらコツコツ親に借金を返済しています。

スロット借金の体験談

Casino Slot Machine Player

30歳男性B氏は、建設会社で働く会社員です。会社の業績が長期的に悪く、給料が上がらなくなってから5年が経過していました。

同僚がパチスロなるものにハマっていて、「週末に10万円勝った、昨日は2万円負けたけど、今月は地元でイベントがあるから勝てる、今月はトータルでプラスだ」という話を毎日のように聞いていました。

はじめは興味が無かったものの、同僚が「今度一緒に行こうよ」と誘ってきたので遊び半分と、お金が稼げるならと思い、一緒にパチスロに行くようになります。

その日は負けてしまったものの、パチンコと違いレールを目押しする同僚のスキルに「すごい」と思いました。「自分も慣れれば目押しすることもできるかもしれないと思ったのがはじめの印象だった」と言います。

それから同僚と何度かスロットに行くようになりますが、毎回遊んでも5千円以内、たまに勝つことはあっても負けることが多くハマることはありませんでした。

しかし、ある日一人で地元のパチスロ屋に吸い込まれるように入っていき、はじめて5万円という大金をわずか半日で儲けることができました。ここからB氏はスロットにのめりこみます。

勝てるときは1日に15万円という日があっても、トータルで考えるとマイナスになることが多く、同僚にその話をすると「アコムでお金を借りて勝ったら返せばいいんだよ」と教えてもらいます。

「毎月の返済も少ないし、イベントだけ行けば勝てるから最終的には勝てる」という話でした。今はアコムとレイクに70万円の借金があります。「今月は負けているが、完済の見込みはある」と言います。

株借金の体験談

Businessmen Watching Data

公務員のC氏は株を運用している個人投資家です。デイトレードのように頻繁に売買を繰り返すタイプの投資家ではありませんが、有名企業の株を複数所有しています。

はじめは株主優待などが目的で開始した株ですが、友人で株に詳しい人がいて、「売買を繰り返した方が儲かるよ」という話を聞きます。

その友人は、当時流行していたIT企業の株を購入して50万円の利益を出したとのことです。

儲かる会社の銘柄を聞き、同じようにCさんも株を購入したら5千円の利益が出ました。

次に友人が「信用取引をすると利益が倍になる」ということを教えてくれます。信用取引で株数を増やすと利益も大きくなりCさんは30万円の利益を出します。

時はITバブルと言われた時代でインターネット関係の株価は軒並み上昇、保有した途端にどこの会社の株も上がっていきました。しかし、上がり続ける株価はないことをC氏はこのあと知ります。

2006年1月にライブドアショックが起こり日本の株価は暴落します。このときC氏は既に信用取引をしていたので、含み益はあっという間にマイナスとなり、ストップ安で売れない銘柄も出てきました。

含み損が一気に上がり追証(おいしょう、追加資金を投入しないと損失が確定する)の通知が来ます。

慌てたC氏は以前より所有していたオリックス・クレジットからキャッシングして証券会社に資金を追証しました。

しかし、ライブドアショックは収まりません。含み損はさらに増え、追証、追証を繰り返すようになります。

最終的に借金は150万円まで増え、IT株は800円で買ったものが160円の価値まで下がりました。現在も株を保有していますが、利益は見込めないという話です。

ギャンブルと株にハマる人は借金癖がつきやすい

Young Man Gambling

ギャンブル依存症は誰でもかかる可能性のある病気です。女性より男性の方がなりやすく、性格は温厚な人より、熱くなる熱血タイプの人がかかりやすい傾向にあります。

最近では専業主婦もギャンブル依存症になるというデータもあります。要するにギャンブルは相対的に負け込むもので、ギャンブルで勝ってしまうと、高揚感から止められなくなり依存性が高いということです。

誰でもかかる可能性はあるということです。また、止められないから借金をしてまでギャンブルをしてしまうという簡単な負のスパイラルも浮かびあがってきます。

これは人間の特性に絡む病気なので「自分だけは大丈夫だ」と思わない方が良いということです。

ギャンブル依存症で借金苦に陥りやすい人

熱しやすい人は、生活の糧をギャンブルで立てようと考えると目の前のギャンブルだけに集中するようになり、ギャンブル以外の方法でお金を稼ぐことを考えなくなります。

運が良ければ1日に5万円、10万円を稼ぐことができますが、労働による対価ではパートでは5千円前後、社員でも8千円から1万円前後が平均月収です。

ギャンブルで生活を楽にしようと考えた途端にギャンブル依存症にかかっていると考えられるのです。

ギャンブルは遊びだと考え、これで勝ち続けようとか、自分は勝てると思いこまない方が良く、借金してまで勝てるギャンブルはないという認識を持ちましょう。

ギャンブルや株の依存症から抜け出すためには

典型的なギャンブル依存症に武富士弘前支店強盗殺人・放火事件があります。

ギャンブル依存症の犯人は何度も借金を繰り返し実家や妻、妻の実家から借金を繰り返し完済してはギャンブルを繰り返し、最終的にお金が欲しくて武富士に強盗に入りますが、失敗。火を放って従業員が死亡しています。

直接の動機はギャンブルによる借金苦でした。裁判は最高裁までもつれ被告は死刑が確定、2014年8月に死刑が執行されました。

このようなケースになることは少ないと思いますが、ギャンブルが原因の借金は人間から冷静な判断を失わせるのです。誰でもなりうる可能性がある病気と捉える必要があります。

ギャンブル依存症は精神的それに加え、身体的な病気でもあります。病院へ通い精神療法治療を受けたり、同じ問題を抱える仲間と病気を治すために自助グループへ参加するなどが有効的とされています。

ギャンブル依存症を抜け出すために一番必要なのは、家族や近い人間の理解とアシストです。

ギャンブル依存症による借金苦は周りに相談しよう

Senior business woman in interview with a trainee - application

ギャンブル依存による借金を抱えている場合、精神的なプレッシャーは並大抵のものではありません。

ある種の脅迫観念に襲われているような感覚で、借金は重ねたくないものの、ギャンブルをしないと借金を返済できないという負の思考ループに陥っています。

このようなケースでは一人で解決しようとせず、相談できる人、相談できる機関に話を聞いてもらうことで早期解決に至ります。

親や友人に相談しよう

誰にでも話せる内容ではないので、両親親しい友人、もしくは彼氏・彼女に相談しましょう。

ギャンブルによる借金があると話すと離れていく人がいるかもしれません。

しかし、恐れることなく自分の悩みを相談することで、はじめて問題解決の原点に立ったと言えます。

また問題が解決したら再度ギャンブルはやらないと本気で誓う必要があります。

その他に相談できる場所

日本クレジットカウンセリング協会日本貸金業協会消費者センターなどが借金相談を受け付けている窓口を設置しています。

最終的な決着は法的整理になると思いますが、人に相談できることで心持ちが変わります。

一人で考えるよりも相談することで冷静な判断ができますし、孤独でいる感覚が緩和されます。

一人で悩まず、問題を共有できる人を探すことが重要です。